私の小さい頃には「ハンバーガー」なんて無かった!気がする。

  • 2020.07.19 Sunday
  • 08:56

 

昭和40年代の終わりころ・・・

可愛いかわいい中学生だった私。

難しいことは何も考えずに「ボーっ」っと生きていました。

 

楽しい楽しい小学生時代とはちょっと違い、勉強のできなかった私は、あんまり楽しい学校生活ではありませんでした。

でも学校は好きでした。・・・今思えば不思議です。

きっと、「鈍感」だったのでしょう。 平たく言えば「バカ」・・・ということです。

バカはバカなりにバカバカしく生きていますが、バカの良いところは悩まないところです。

私は中学校の3年間、感受性豊かなこの時期に、青春の葛藤など全くなく、ただただ「ぼーーーっと」生きていました。

ある意味「幸せ」です。

きっと苦しい事もあっただろうに・・・、全く思い出せません。

楽しい思い出ばかりです。  ・・・バカはいいなぁ〜〜!

 

クラスメイトに、小学校から一緒の「石坂君」という友達がいました。

石坂君は、背も高く大人で、ちょっぴりマセた感じでした。

 

成増に住んでいた石坂君とは学校の帰り道が一緒でした。

茗荷谷にある学校から「丸の内線」に乗って池袋、池袋から東武東上線に乗って一緒に帰るのです。

成増には「準急」「急行」が停まります。池袋から乗れば次は成増、私が乗る「普通」よりずっと早くきます。

なのに石坂君、わざわざ「普通」に乗って私と一緒に帰るのです。

きっと、バカな私をからかいながら帰るのを楽しみにしていたのでしょう。・・・たぶん。

私は遊ばれているとは露ほども感じることなく、毎日下校の30分を楽しくボーっと過ごしていました。

 

石坂君は、何にも知らない私に色んな事を教えてくれました。

知らなくても良い様な事も教えてくれました。

デタラメなことも教えてくれました。

「へぇー、そうなんだぁ〜・・・」

ボーっとしている私は、いつも新しい衝撃をうけ信じるのでした。

 

それがまるでデタラメの嘘っぱちだったことを大人になって知るのですが・・・

「なんだ、違うんだ・・・」程度で悔しがりもせず、いまだにボーっとした感性のままのようです。

 

その石坂君、ある休日の日に「遊びに行こう」と私を誘ってくれました。

待ち合わせは成増駅の南口、割と朝早くでした。

「朝飯は食べてくるな!」と言われていました。

成増駅を降りると石坂君、「朝飯食おう」と言って歩き始めます。

南口から歩いて・・・・坂をちょっと下って・・・・

「ここだ!」「ここのハンバーがーが旨いんだ!」とちっちゃなお店に入りました。

 

中は少し薄暗く妙な感じでしたが・・・、私は石坂君の後ろに付いて行きました。

 

 

????????????????

 

「モスバーガー!」

 

石坂君は、慣れた調子で注文します。

 

「じいさん(私のあだ名)も頼めよ!」

・・・・そう言われても・・・・と躊躇する私に

「ほら、早く!」と石坂君は急かします。

 

「もすばーがー、下さい!」

石坂君に背中を小突かれて、やっとの思いで言えました。

 

厨房のお兄さんは、二人の様子をずっと見ながらニコニコしていました。

 

「はぁ〜い、モスバーガー!!」

お兄さんは、三角の袋に入れたハンバーガーの上に「赤い玉ねぎソース」たっぷりとかけてくれました。

「気を付けてね〜〜」と言ってアツアツの三角の袋を優しく渡してくれました。

 

衝撃でした!

 

これ、いったいどうやって食べるんだ?

・・・・と躊躇している間に石坂君はでかい口でもう半分食べ終わっています。

私も大きな口を開けてかぶりつくのですが、もう口の周りは真っ赤です!

ようやく食べ終わったときには口も手もベロベロでした。

 

でも、旨かったーー!

あの時のモスバーガーは最高にうまかった!

 

ホントに小さなお店で、駅からもちょっと遠くて・・・・

行くたびに「あぁ〜、まだあった! 良かった!」

・・・・と、中学生ながら感じていた、そこは「モスバーガー創業の地」なのでした。

 

たまに食べたくなると、東武東上線に乗って行った憧れのモスバーガー・・・。

今では地元中板橋駅にも東上線沿線にも沢山出来・・・・、と言うか日本中に出来、私にとって憧れではなくなりました。

 

でも、たまに入ります、「上板橋のモスバーガー」

・・・コーヒーを飲みに。

 

モカシェイクも大好きです。

しかし、ハンバーガーはもう食べた事はありません。

 

私の中では、あの成増のお兄さんが作ってくれた中学生の時のモスバーガーが最高なのです。

今でも、初めてかぶりついた時の「驚き」と「感動」は褪せることなく鮮明に蘇ってきます。

楽しそうに、嬉しそうに・・・「これ、旨いぞ〜〜!」と自信たっぷりに作ってくれたお兄さん・・・。

自分の作り出すものにてんこ盛りの愛情が込められていました。

今思い出す度「創業者っていいなぁ〜!」って思います。

 

そんな「モスバーガー1号店」に、そして「創業者が作ってくれた宝物のようなモスバーガー」に出会わせてくれた「石坂君」に感謝です。

 

🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅

 

 

ある時石坂君は私に向かってしみじみと言いました。

 

じいさん(私のあだ名)・・・、やっぱり持つべきものは・・・・

・・・・・本当に持つべきものは・・・・・

 

・・・・・奴隷だな

 

「へぇ〜、そうなんだぁ〜・・・」

ボーっとしていた私は、自分のことを言われているとは思いつつも、何も感じなかったのでした。

 

素晴らしきかな、鈍感! 

 

 

🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅

 

 

そんな訳で・・・私は何故か「玉ねぎのみじん切りトマトソース」が大好きなのです!

 

 

今日の夕ご飯は・・・

「チーズとんかつ玉ねぎトマトソース」です!

 

 

 

旨いよ!

・・・・お酒がね!

 

 

坂井善三商店 公式ホームページ

https://zenzo.tokyo/

 

 

 

 

ポパイに出てくるウインピー(ハンバーグおじさん)にちょっと似てますね、私。

 

 

 

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