「エッ! まさか、おまえ、大学行くんかい!」
- 2017.11.12 Sunday
- 00:45
・・・・・・続き
楽勝! ・・・と思っていた「鉄道会社への就職試験」
「○田急電鉄」に続き「都営交通」までもが・・・・
「不合格!!!!!!!!!」・・・
・・・・・それはそれは厳しい現実です。
滅多に涙なぞ出ない私でさえ、息子が可哀想で、悔しくて、不覚にも・・・・・・・・。
一体息子の人生どうなるんだろう?
これまでの鉄道一筋の人生は・・・
生涯運転士の希望は、夢と終るのか・・・・?
そんなことを考えながら帰宅すると・・・・・
息子はなんと勉強しているではありませんか!!
ま、まさか・・・・・
「おまえ、もしかして、大学行くんかい!」
そう聞こうとする私の顔をチラ見して、息子は、
「2次募集のある鉄道会社調べたら、何社かあって、その中でも一番早く運転士になれるのは【○浜急行】だったから、僕はここ受ける。今、【○浜急行】について調べて面接試験の対策をまとめているんだ!」
「試験が不合格でかなり落ち込んだけど、絶対に諦めないで頑張る!」
息子の、全くぶれない生き方に、ブレブレの私は、少し、いや大そう恥ずかしい気持ちになりましたが、
「さすが、信清!」「父ちゃんも若いころ随分と女の子に振られまくったけど、どうだ、見ろ! 今はこんな素敵なか〜ちゃんが奥さんなんだぞ!」・・??・・・とわけのわからない意味不明のことを口走りながら、心中のアンバランスを回復しようと試み、結局家族二人に深〜いため息をつかれてしまったのでした。
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試験の日が近づくにつれ・・・「もし今度ダメだったら・・・」とか頭をよぎります。
物心ついてからこれまで、息子の事で心配したことはほとんどありません。
今回初めて親らしい心配をしました。
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発表の日・・・・・・、
遅くに帰宅した私を騙そうとして「不合格になって沈んだ顔のフリ」
をしながら「鼻をピク突かせている」息子を見て、
思わず抱きしめて「チュー💚 」してやりました!
と言う訳で、坂井家の「突然の受験地獄」のお話も一件落着となりました。
皆様、最後までお読みいただきましてありがとうございました。
一話を読んで、私どもの悲しい境遇にお心寄せいただき、励ましのコメントをくださいました多くの方々、温かいお気持ちに心から感謝いたします。
悪戯な私は、反面「ヤッター!!」と思いましたが、少し反省するとともに、
このたび感じさせていただいた「あったかい気持ち」を宝物にして日々励んでいこうと思いました。
本当にありがとうございました。
坂井善三商店 公式ホームページ
お客様から戴いた「ロールケーキ」です!
◯急なら、大好きな□成車も運転できますし。
むしろ始めから狙ってのこちらかと思っていました。